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小説『純喫茶パオーン』を読みました。

小説『純喫茶パオーン』を読みました。

2020年11月29日
ほんびより

純喫茶パオーンを読了しました。

ほのぼの、やさしい物語です。へいわ。
事件は起こるけど、へいわです。

児童小説のような雰囲気もあります!

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この本を読もうと思ったきっかけ

書店で見かけて、装丁にひとめぼれ

別の目的があって行った本屋さんだったのですが、売り場で見かけたこの本の装丁に魅力を感じました。

色合い、イラスト、タイトル、紙質、どれをとっても素敵・・・

ちなみに、カバーを外すと、シンプルな茶色のデザインですが、そちらもすてきです。

単行本を買ったのはひさしぶりだけど、やっぱりいいなあ。

舞台が、魅力的

この小説の舞台は、タイトルどおり、『純喫茶パオーン』です。
創業約50年の喫茶店で、おじいちゃんとおばあちゃんのふたりで営業しています。

(正しくは、40年、42年、48年。物語の中で年数がたっていく。おじいちゃんは50年と言ったほうが拍が付くから50年と言っている)

おじいちゃんがつくるミルクセーキ、おばあちゃんがつくるナポリタン、食べてみたいなあ!

人物が、魅力的

物語の主人公は、『純喫茶パオーン』の、おじいちゃんとおばあちゃんの孫である来人(らいと)くん。

彼の仲良しの友人の圭一郎、琉生(りゅうせい)とも、よく『純喫茶パオーン』で交流しています。

いろんななまりを取り入れている、おじいちゃん、かわいい。

おばけが怖いけど、おばけ系の本をたくさんもっている来人のおとうさん。その行動がおもしろい。(敵を知るために研究しているそう)

登場人物

来人(らいと)

本作主人公。かわいい顔立ち。祖父と祖母が喫茶店をしている。

圭一郎と、琉生(りゅうせい)

来人の幼馴染。中学の時につくった3人のライングループはRKR。

おじいちゃんとおばあちゃん

喫茶パオーンを経営。おばあちゃんが料理担当。おじいちゃんは、オリジナル方言でしゃべる。(ボケ防止)

パオーンの由来は、象の鳴き声?

来人のお父さんとお母さん

お父さんは、幽霊が怖くてひとりで2階に上がれない。来人にお小遣いをあげてついてきてもらっている。お母さんは、喫茶パオーンのふたりの娘。料理が苦手。

ゆりちゃん(由利斗ゆりとくん)

男の子が好きな男の子。食べ方がきれい。

お団子頭と、ボブ

ゆりちゃんと同じバレー部

権守(ごんのかみ)さん

中学のときに来人が入部した科学部の部員。幽霊が好き。

牛込先輩

科学部の先輩。

ジュンくん(純菜じゅんな)

ゆりちゃんが大学で入った散歩サークルの人。ゆりちゃんに告白する。

ルナちゃん

圭一郎が専門学生の時にできた彼女。

澤田くん

圭一郎の友だち。

猿渡(さるわたり)先輩

来人が大学ではいった放送研究室の先輩。脚本を書く。

この本を読むのにかかった時間

2時間かからない程度で一気読みしました。

この本の情報

椰月 美智子(やづき みちこ) 著
2020年の8月に出版された本です。

椰月 美智子さんの他の書籍について

『るり姉』という本のタイトルを知っていました。
読んだような、読んでないような・・・?

むかーし読んだ本のこととか、覚えていなかったりするので、こうやってブログなりなんなりで記録しておくのって、やっぱり大事だなあと思うこの頃です。

まあ、忘れてしまっても、なにかしらの栄養にはなっているとおもっているけれども!

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