純喫茶パオーンを読了しました。
ほのぼの、やさしい物語です。へいわ。
事件は起こるけど、へいわです。
児童小説のような雰囲気もあります!
目次
この本を読もうと思ったきっかけ
書店で見かけて、装丁にひとめぼれ
別の目的があって行った本屋さんだったのですが、売り場で見かけたこの本の装丁に魅力を感じました。
色合い、イラスト、タイトル、紙質、どれをとっても素敵・・・
ちなみに、カバーを外すと、シンプルな茶色のデザインですが、そちらもすてきです。
単行本を買ったのはひさしぶりだけど、やっぱりいいなあ。
舞台が、魅力的
この小説の舞台は、タイトルどおり、『純喫茶パオーン』です。
創業約50年の喫茶店で、おじいちゃんとおばあちゃんのふたりで営業しています。
(正しくは、40年、42年、48年。物語の中で年数がたっていく。おじいちゃんは50年と言ったほうが拍が付くから50年と言っている)
おじいちゃんがつくるミルクセーキ、おばあちゃんがつくるナポリタン、食べてみたいなあ!
人物が、魅力的
物語の主人公は、『純喫茶パオーン』の、おじいちゃんとおばあちゃんの孫である来人(らいと)くん。
彼の仲良しの友人の圭一郎、琉生(りゅうせい)とも、よく『純喫茶パオーン』で交流しています。
いろんななまりを取り入れている、おじいちゃん、かわいい。
おばけが怖いけど、おばけ系の本をたくさんもっている来人のおとうさん。その行動がおもしろい。(敵を知るために研究しているそう)
登場人物
来人(らいと)
本作主人公。かわいい顔立ち。祖父と祖母が喫茶店をしている。
圭一郎と、琉生(りゅうせい)
来人の幼馴染。中学の時につくった3人のライングループはRKR。
おじいちゃんとおばあちゃん
喫茶パオーンを経営。おばあちゃんが料理担当。おじいちゃんは、オリジナル方言でしゃべる。(ボケ防止)
パオーンの由来は、象の鳴き声?
来人のお父さんとお母さん
お父さんは、幽霊が怖くてひとりで2階に上がれない。来人にお小遣いをあげてついてきてもらっている。お母さんは、喫茶パオーンのふたりの娘。料理が苦手。
ゆりちゃん(由利斗ゆりとくん)
男の子が好きな男の子。食べ方がきれい。
お団子頭と、ボブ
ゆりちゃんと同じバレー部
権守(ごんのかみ)さん
中学のときに来人が入部した科学部の部員。幽霊が好き。
牛込先輩
科学部の先輩。
ジュンくん(純菜じゅんな)
ゆりちゃんが大学で入った散歩サークルの人。ゆりちゃんに告白する。
ルナちゃん
圭一郎が専門学生の時にできた彼女。
澤田くん
圭一郎の友だち。
猿渡(さるわたり)先輩
来人が大学ではいった放送研究室の先輩。脚本を書く。
この本を読むのにかかった時間
2時間かからない程度で一気読みしました。
この本の情報
椰月 美智子(やづき みちこ) 著
2020年の8月に出版された本です。
椰月 美智子さんの他の書籍について
『るり姉』という本のタイトルを知っていました。
読んだような、読んでないような・・・?
むかーし読んだ本のこととか、覚えていなかったりするので、こうやってブログなりなんなりで記録しておくのって、やっぱり大事だなあと思うこの頃です。
まあ、忘れてしまっても、なにかしらの栄養にはなっているとおもっているけれども!
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